ドラッグストアやインターネット通販には星の数ほどの育毛剤が溢れておりキャッチーな広告文句や劇的なビフォーアフター写真に惹かれてつい購入してしまうものの期待したような効果が得られずに次から次へと商品を乗り換えるいわゆる育毛剤ジプシーになってしまっている人は後を絶ちませんが頭頂部の薄毛を本気で改善したいのであれば育毛剤という言葉の曖昧な定義に惑わされずその成分と効能を医学的な視点から厳しく見極める選球眼を持つことが何よりも重要になります。まず大前提として理解しておくべきなのは日本国内で販売されている育毛剤は大きく分けて医薬品と医薬部外品そして化粧品の3つに分類されるということであり一般的にドラッグストアで手軽に買える育毛トニックの多くは医薬部外品や化粧品に該当しこれらはあくまで頭皮を清潔に保ったり血行を良くしたりして今ある髪を健やかに保つ予防や維持の効果しか認められておらず一度失われてしまった髪を新しく生やす発毛効果は医学的には期待できないという残酷な事実です。もしあなたの頭頂部がすでに地肌が見えるほど薄くなっており本気で髪を増やしたいと願うのであれば選ぶべきは発毛効果が科学的に証明され厚生労働省から認可を受けているミノキシジルという成分が配合された第一類医薬品の発毛剤一択となりこれは血管を拡張させて毛根に栄養を送り込み休止期にある毛母細胞を直接刺激して叩き起こす作用があるため唯一髪を生やす効果を謳うことが許されている成分なのです。ミノキシジル配合の発毛剤は国内ではリアップなどが有名ですが最近ではジェネリック医薬品も登場しており成分濃度が同じであれば効果に大きな差はないため継続しやすい価格のものを選ぶのが賢い選択ですが濃度に関しては一般的に男性用は5%女性用は1%が推奨されており濃度が高ければ高いほど効果があるというわけではなく副作用のリスクも考慮して自分の性別や肌質に合ったものを使用する必要があります。一方で医薬部外品の育毛剤が無意味かと言えばそうではなくまだ薄毛が気になり始めた初期段階や将来の予防として使用する場合あるいは頭皮の乾燥やかゆみを防ぐ目的であればセンブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウムといった有効成分が含まれた製品を使用することで頭皮環境を整え抜け毛を減らすサポート役としては十分に機能します。しかし重要なのは育毛剤や発毛剤は魔法の水ではなくつけてすぐに髪が生えてくるわけではないということでありヘアサイクルの周期を考慮すれば最低でも4ヶ月から半年は毎日欠かさず使い続けなければ効果を実感することはできませんし途中で使用をやめれば元の状態に戻ってしまうという継続の覚悟が必要です。また浸透力を高めるためにシャンプー後の清潔な頭皮に使用することや塗布後に指の腹で優しくマッサージをして血行を促進することなど正しい使用方法を守ることも効果を最大限に引き出すための必須条件でありただなんとなく振りかけているだけでは高価な液体をドブに捨てているのと同じことになりかねません。
頭頂部の薄毛に本当に効く育毛剤の選び方と使用の真実