プロペシアを毎日飲み続けるにあたり、日々の食事や、お酒との付き合い方について、気になる方も多いでしょう。「何か、飲み合わせで注意すべきことはあるのだろうか?」その疑問に、お答えします。まず、「食事との関係」についてです。プロペシアは、食事の影響を、ほとんど受けない薬であることが、臨床試験によって確認されています。そのため、食前に飲んでも、食後に飲んでも、あるいは空腹時に飲んでも、その吸収率や効果に、有意な差は生じないとされています。ですから、食事のタイミングを、過度に気にする必要はありません。ただし、一般的に、薬は、胃への負担を軽減するために、食後に服用することが推奨されることが多いです。また、「食後」という、日々の決まったタイミングに服用を紐付けることで、飲み忘れを防ぎやすくなる、というメリットもあります。次に、「アルコールとの関係」です。適度な量の飲酒であれば、プロペシアの効果に、直接的な影響を与えることはないとされています。つまり、プロペ-シアを服用しているからといって、完全にお酒を断つ必要はありません。しかし、ここで注意すべきなのが、「過度な飲酒」です。プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、肝臓で代謝されます。そのため、日常的に、大量のアルコールを摂取し、肝臓に大きな負担をかけていると、薬の代謝が、正常に行われなくなる可能性があります。また、過度な飲酒は、それ自体が、髪の成長に必要な栄養素の吸収を妨げたり、睡眠の質を低下させたりと、髪の健康にとって、マイナスの影響しかもたらしません。さらに、プロペ-シアの副作用として、頻度は極めて稀ですが、「肝機能障害」が報告されています。もともと肝臓に疾患がある方や、健康診断で肝機能の数値に異常が見られる方は、プロペシアの服用を開始する前に、必ず医師に相談し、服用中も、定期的な血液検査で、肝臓の状態をチェックすることが、絶対に必要です。薬とお酒、どちらも、私たちの体にとっては「異物」です。その両方を、適切に、そして節度を持ってコントロールすること。それが、健康な体と、健康な髪を維持するための、大人のマナーと言えるでしょう。